第3回古典籍文理融合研究会

日時:2019年2月22日(金)
場所:国立極地研究所・国文学研究資料館 2階大会議室

概要:文学、歴史、およびそこから派生する人間と自然との関係の歴史的変遷と、地形、気候、地球、宇宙などの変遷について、相互を深く参照することによって初めて得られる知に触れていく、ということを中心的な目標とし、その目標に間接的にでも何らかの関わりのある研究課題について、市民参加型研究も含め、幅広く試行錯誤を展開したい。より具体的には、これまでに取り組まれてきた古気候変動、古地震、古津波、古天文学等の研究に加えて、赤気、隕石、雷などの古記録を使った比較的新しい調査・研究の成果を共有するとともに、これまで取り組まれていないデータベースや統計数理の応用についても考察したい。さらに、これらの文から理への色の強い研究を進めることで、逆に理から文へという観点で広く人文学的に、どのような意味や新たな展開を持ちうるかについて、関連の研究者が集まり密に議論することで、人間と自然の在り方の将来について考察を深めたい。

主催:平成30年度情報・システム研究機構 国立極地研究所 研究集会

共催:国文学研究資料館・日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(歴史的典籍NW事業)・異分野融合・典籍防災学

プログラム案(2019.1.15時点):

・招待講演(各40分)
蝦名裕一(東北大)「史料に基づく景観復元と災害・防災研究」(午後イチ希望)

北原糸子「近世中期の大水害の史料ー寛保2年(1742)台風の進路を追ってー」(蛯名先生の後)

酒井英男(富山大学)「物質の磁化から探る過去の自然現象-地震・雷・火山(火事)・洪水」(午後希望)

北本朝展、市野美夏(ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター)「歴史ビッグデータ基盤:データ構造化ギャップの克服による分野横断的歴史データ共有」

・一般講演(各15-20分)
渡邉堯(WDS-IPO)「18-19世紀における自然環境と社会・経済の動向との関係(データによる文理融合研究の試行)」

辻本元博「伊能忠敬の測量と19世紀初頭の地磁気偏角」

中井仁(小渕沢総合研究施設・防災教育)「1898年八ヶ岳南麓で発生した土石流災害と宮内庁書陵部公文書館所蔵の諸国災害実況写真」

玉澤春史、磯部洋明(京都芸大)「現代観測と歴史典籍等を用いた宇宙天気研究」

山本和明、谷川恵一(国文研)、片岡龍峰(極地研)「文理融合と典籍防災学」

ほか(随時更新します)。

なお本研究会は主に研究者にむけた取り組みですが、一般の方でも聴講頂けます。当日、直接会場におこしください。開始時間については情報更新でご確認ください。

・世話人
谷川恵一、山本和明、岩橋清美(国文学研究資料館)、片岡龍峰(国立極地研究所)